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地震に自信? [日記]

今日は木造塾でした。これでも勉強してるんですよ。お客さんが勉強してるから、こっちが勉強してないと「え!そんな事も知らないの?」
って言われるとカッコ悪いからね~。静岡木造塾は今回で15回目です。初回から担当しているので、「長いよな~」本日の講師は
東京から構造設計の先生をお招きして渡りあご工法、地震時の揺れを調べる説明です。混構造(木造+RCコンクリート)などの剛性率(強さを表し大きいほうが良い)、
偏心率(建物の心と強さの心のズレで小さいほうが良い)を計算します。何と言っても住宅は基礎が一番大事ですね。特にこの頃は津波の影響で
高台に家を建てる方が多くなりました。本当は岩盤の上に家を建てれば良いのだけど、実際の所、山を片方は崩し、片方は擁壁で造ります。
ということは、擁壁側がとても弱い地盤になり基礎に負担がかかります。「基礎下にも地中梁を入れ基礎の補強が必要」とのことでした。
地盤調査もこの頃は必要です。今いろいろな調査方がでていますが、先生のオススメは、スウェーデンサウンでイング試験だそうです。
そのデーターなら、ある程度勉強すれば自分で、データーを読むことができます。そのデータを元に自分で基礎の設計をすることが重要だそうです。
そうですよね♪うん!納得です。基礎の次は2階の床です。普通はあまり重要に思われませんがこれもかなり地震には横の力がかかりますので重要です。
体力壁の設計は、接合部・壁倍率が弱ければ、接合部倍率も低くていいそうです。木造の建物の壊れ方はほとんど2階はそのままで1階が崩れるそうです。
ということは、2階に寝ていれば安心かな?木造の梁とコンクリート(RC)の梁はクリープと言って時間が経つと重力の影響で下に垂れ下がる
傾向があります。それを防ぐには設計の段階で梁成を大きくすると良いそうです。木造の場合は、梁が交互に掛かりその方向により強度も
変わってくるので、梁の掛かり具合により断面欠損が変わってくると言って、数種類のデーターを頂きました。部材の掛かり具合で断面欠損がかわり
強度の違ってくるのですね。床梁・小屋梁・垂木・はね出し垂木・棟木・2階床梁・根太のスパン表も頂き、これを見れば一目瞭然です
渡りあご工法は、コミセンが重要な役割をしています。その大きさも24ミリでは大きすぎて部材に負担が掛かり、15ミリでは強度に
問題があり、18ミリの丸棒が一番良い事が実験で分かったそうです。筋違い(スジカイ)も部材の中央付近に大きな節があると座屈(折れる)するので
寸法だけたあれば良いわけではないので、注意が必要との事でした。そんなこんなで内容がもり沢山の内容でしたよ。また続きは今度です。ではでは。


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